介護福祉士の資格を取得する方法

介護福祉士は、介護の現場に携わるプロとして一定以上の知識と技術を備えたことを証明する国家資格です。取得するためには、主に3つのルートがあります。1つめは介護の現場で従業員として働き、3年以上の実務経験を積んだ上で、実務者研修を受講することです。2つ目は福祉系の高校で所定の科目を習得した者になります。これは、対象となる学校の入学年度によって異なりますので、要件を満たしているかを確認しておく必要があるでしょう。3つ目は指定の養成施設を卒業した者です。

他にもEPAと呼ばれる経済協定を利用する方法もありますが、これは海外からの従事者に限定されるので、日本人であるならば先に述べた3つのルートで受験することになります。受験の要件を満たしたうえで、年一回行われる筆記試験、および実技試験を通過すれば合格です。なお実技試験については、実務者研修や介護技術講習を事前に受講することにより、本試験における実技試験を免除されます。現在、受験ルートについては過渡期となっているため、あと数年で受験するためのルールが一部変更される予定です。受験を予定している場合には、試験を受けられる時期を照らし合わせて対策をしてく必要があります。