現在、日本人を多く悩ませていると言われる胃痛、胃の不快感は最近始まったことではありません。古くは江戸時代、もっと以前から起こっていました。かの有名な徳川家康も胃がんで亡くなった、と言われるほどであり、日本人と胃の病とは切っても切り離せない存在であると言えます。
胃痛の主な原因として、ストレスが挙げられます。胃や腸はストレスを受けやすい器官であり、プレゼン前に緊張すると胃が痛くなる、お腹を下しやすくなる等といった症状があらわれます。また、胃痛があらわれやすい人の特徴として几帳面な人や真面目な人といった日本人ならではの性格も関係しているようであります。胃痛をそのまま放っておくと、ひどい場合には胃潰瘍ができる場合もあります。潰瘍は、一日でできてしまう場合もありますので無理をなさらないよう、ストレスをため込まない生活を行うことが良いと考えられます。
ストレスのほかにも、重大な病気の前兆としての症状でもあります。例えば、胃がんの初期症状としては、慢性的な胃痛、黒っぽいタールのような便などが挙げられます。黒っぽい便というのは、胃から出血したものが腸を通って排出されるため黒っぽくなっているのです。
以上に述べたように、胃の痛みを放っておくのではなく、しっかりと対処しておくことが必要です。