グループホームは認知症や高齢者に特化した小規模な介護施設のことを指します。利用できる人は介護認定の要支援２以上の認知症高齢者を対象としており、施設では最大9名のユニットと呼ばれるグループに分かれて、家事などを役割分担をしながら共同生活を行うものです。このため自宅で面倒を見ることができないような認知症高齢者が利用するものです。
入居条件は、６５歳以上の高齢者で要支援２または要介護１以上の認定を受けていること、医師により認知症の診断を受けている人、施設と同じ市区町村に住民票があること、そして集団生活に支障がない人であることです。あくまでも共同で生活をするため、ある程度は身体の自由がきく必要があります。また認知症以外で生活に支障を来すような病気にかかっていないことも入居できる条件です。
費用は入居時に初期費用や保証金、入居金などの名目でお金を必要とするケースがあります。この場合には０円から１００万円程度と施設によって変わります。一方で月額費用は１５万円から２０万円程度が相場です。内訳は家賃や管理費などの住居費のほか食費と介護サービス費です。費用は立地によってことなり、利便性の良く需要の高い場所ほど高くなる一方で、やや不便な場所にある場合には、少し安くなる場合があります。